ところで 「コンフィチュール」って何?
いうなれば、ジャム。
ですが、コンフィチュールとフランス語で呼ばれる“ジャム”は、上質な素材で作った高品質な新ジャム。
味は、従来のジャムより甘さ控えめで、サラリとした食感のものをさすようです。
このコンフィチュールを作ったのは、うちの息子達が 山村留学 をしていた時の父兄仲間の Tさん。
Tさんの職業はケーキ屋さん。
本店は神戸電鉄のとある駅前。数店舗のケーキ店をたばねる経営者です。
しかし、現在のお住まいは長野県大町市美麻。
北アルプスが屏風のように一望できる圧巻の景色。
市町村合併前、美麻村と呼ばれていた頃は、私も毎月のように訪れていました。
Tさんは、美麻に建てた自家焙煎美麻珈琲 という店舗兼住居で、多くの時間を過ごしています。
建物は、環境にやさしいストロベリー・ベイル・ハウスを協力者とともに手作り。
断熱性が一般住宅の6~8倍という、藁を使った建物です。
ここで、自家製のケーキとコーヒーを供するだけでなく、農業にも取り組んでいます。
ハサ掛け天日干しの棚田米、無農薬小麦、ピザソース用トマト、ラズベリー、ブルーベリー等々の栽培。
地産地消・身土不ニの概念をもって、新たな実験ともいえる生活です。
そして、経営者の顔に戻り、本店のある兵庫県へと向かいます。
里山の暮らしに憧れる人が、最初に心配するのは仕事のこと。
街での仕事と里山での暮らしを両立させているTさんの二地域居住は、新しいライフスタイルにおける お手本の一つかもしれません。
P.S. 美麻珈琲ブログ によれば、美麻はもう雪景色です。
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