下呂温泉へ行ってきました。
同行してくれたのは、入社二年目の若い社員さん。
私も彼女も、肩こり症。
温泉に浸かれば、肩こりが改善するかもという期待と、生まれも育ちも東京の彼女に、岐阜の名所を案内したい動機から、いざ行かん。
下呂温泉 を有名したのは、徳川家に仕えた江戸初期の儒学者 林羅山。
その著書、詩文集第三に 「諸州多有温泉、其最著者、摂津之有馬、下野之草津、飛騨之湯島(下呂)是三処也」 と記されています。
下呂温泉はこの記述から、有馬温泉・草津温泉とならび、日本三名泉と呼ばれるようになりました。
泉質は、アルカリ性単純温泉。
別名、 美人の湯! 美肌の湯! ほぉ~
アルカリ性の温泉には、肌の不要な角質をとるはたらきがあり、美肌効果があるとか。
今回は、水明館の野天風呂「観音の湯」 に入りました。
無色透明ですが、湯に入り肌に触れると、温泉のトロみでツルツルします。
まるで、上質な美容液に入っているかのような感触。
湯のなかで昼下がりの日差しが揺れ、見上げれば春めいた青空。
う~ん贅沢気分です。
前述の社員さん情報によると、前夜のTV番組で下呂温泉の新名物を放映していたとのこと。
湯上がりには、その「温玉ソフトアイス」なる新名物を探しに行くことにしました。
みやげ物屋の店員さんに道順を教えてもらい、温泉街を散策。
【 右 美濃國より尾張 左 飛騨高山より越中 】という石の道標に、積み重なった歴史を感じ、旅気分が盛り上がります。
その道標の右手を見ると、林羅山のブロンズ像。
そして道の反対側には、なぜかチャップリン像。
このお二方が、向かい合っています。
三月とはいえ、山肌に雪が消え残る飛騨路のこと。
気温は、まだ高くないはずですが、湯上がりの身体に澄んだ大気は心地よいものです。
何本ものTV旅番組に取り上げられ、人気が出たようで、人だかりになっています。
さっそく、店内へ。
なるほど、温泉玉子とソフトクリームが同居しています。
さきほど温泉に浸かったばかりですが、店先の足湯にまた浸かり、温玉ソフトアイスをいただきます。
足湯で温まりながら、冷たい温玉ソフトアイスを食べるのも一興、乙なものです。
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