石破茂農水相が午前中の会見で、2008年度の食料自給率 (カロリーベース) が、前年度より 1ポイント上昇し、41%になったと発表しました。
詳細はこちら → 農林水産省ホームページ
41%は、1997年度以来 11年ぶり。
サトウキビや大豆の国内生産が増え、大豆やチーズの輸入が減少したことが要因だそうです。
政府は、食料自給率を 2015年度に 45%、長期的には 50%に引き上げることを目指しています。
ちなみに、50%になったとしても、先進諸国の中では最低レベルです。
一方、生産額ベースの自給率は 65%となり、前年度より 1ポイント低下。
穀物価格が国際的に高騰し、畜産用飼料の輸入額が増えたことなどの影響です。
個人的に気になったのは、お米の一人あたり消費量が 59kg になり、前年度より 2.4kg も減ったこと。
お米は自給できる唯一の穀物なのに、米離れがますます進んでいるようです。(涙)
ふと思い出したのは、1993年のこと。
この年、全国的な日照不足と冷夏による大凶作で、カロリーベースの食料自給率が史上最低の 37%を記録。
この大凶作を受け、翌年は当社にも お米を求めるお客様の行列ができ、タイ米も販売しました。
今年も天候不順が心配・・・です。
写真は、今日の昼、岐阜市近郊の田んぼで見かけた米の花。
登熟期を迎え、今後の天候回復を祈るばかりです。
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