露地物のキュウリやナスが出回るようになってから、ぬか漬けを作っています。
ぬか漬けって、毎日かき混ぜなきゃいけないから、手入れが大変そう! という印象もありますが、大丈夫。
出張などで手入れができない時は、ぬか床が入っているタッパのまま冷蔵庫へ。
摂氏5度の世界で、冬眠してもらいます。
戻ったら冷蔵庫から取り出し、室温で乳酸菌が活発に働けるようにします。
ぬか味噌くさい という言葉は、所帯じみて垢抜けない様子を意味しますが、木杓子で混ぜれば、においが手に付きません。
キュウリは、室温なら半日、冷蔵庫なら一日で食べ頃になります。
そもそも、ぬか漬けは味噌や納豆と同様、日本人が昔から食べてきた発酵食品。
欧米の発酵食品といえば、ヨーグルトやチーズが代表格ですが・・・
発酵学の権威 小泉武夫博士の著書 『発酵美人 ~食べるほどに美しく~』 には、こんなふうに書いてあります。
日本人には、日本人の体の特性に合った食べ物で、楽しく、美味しく食事をすることが、健やか美人になるための最短の道。
発酵食品は、風土や食材、習慣や体質に合わせて改良しつつ伝承されてきた、まさにスローフード。
なるほど~。 納得しつつ読んだ 小泉博士 初の女性向け発酵食品本です。
食品は発酵することで、分子が小さくなり、栄養分が体内で吸収されやすくなります。
ぬか漬けは、家庭で手軽にできる発酵食品ですよ。
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