これは、明治の文豪 島崎藤村の 『夜明け前』 書き出し部分。
藤村は、この小説の舞台である 馬籠 (岐阜県中津川市馬籠) 生まれです。
馬篭はその昔、江戸と京を結んだ中山道の宿場町。
石畳の坂道を歩いていると、空想は時代劇の世界へタイムスリップ。
「おっ、ごめんよ。 」
「じゃまするよっ。」
いなせな旅人が入っていきそうな旅籠屋が、軒を連ねています。
馬籠宿の秋の夕暮れには、石垣のしだれる萩が似合うこと。
また、先の文をさらに一ページ半ほど読み進むと、馬籠を説明する行が出てきます。
「馬籠は木曽十一宿の一つで、この長い渓谷の尽きたところにある。西よりする木曽路の最初の入り口にあたる。そこは美濃境にも近い。」
ちなみに、馬籠から京に向かい、美濃路を 約100km 進めば、ライスアイランド本社前 に到ります。
本社は中山道沿いに建っているんです。
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