長野県の飯山市民会館で開催された 「平成21年度 北信州農村女性のつどい」 で、一時間半の講演をさせていただきました。
この会は年に一回、北信州で農業に従事する女性が一堂に会し、研鑽と夢ある地域作りをめざす学びの場として開かれ、今年は九回目とのこと。
農業ブームと言われる一方、農業の世界は今、変革の時を迎えています。
これからの農業は経営能力の向上が、より重要になるのは明らか。
今回の話は、農産物販売におけるマーケティング戦略を、その中心としました。
マーケティングの基本的分類として 【 4P 】 というフレームワークがあります。
効果的なマーケティング活動をするためには、製品(products) ・ 価格(price) ・ 流通(place) ・ 販促(promotion) のすべてのバランスをとることが大切! という思考のための枠組みです。
さらに一歩深め、従来の供給者主導の考え方 「プロダクトアウト」 から、消費者の欲しいモノ ・ 望むモノを作る 「マーケットイン」 へ発想の転換を提案しました。
具体例として、ライスアイランドのケースをあげつつ、ビジネススクール(MBA)のおさらいプレゼンのようでもありました。
また、主催者側から、一人の女性としての視点でも話をするよう依頼があり、持ち時間の半分はプライベートな話をしました。
高校の教員をしていた私が、今の職に就いたきっかけも結婚。
夫とのなれそめを多くの人の前で話すのは初めての経験で、気恥ずかしさも・・・。
しかし、どこの家庭にもある舅姑との関係や子ども達のことなど、身の上話が女性同士の親近感となり、身近な話として聞いてもらえた気がします。
講演終了後は、実行委員のみなさんと記念撮影。
郷土料理の笹寿司、行者ニンニク味噌に新リンゴ、エゴマ製品や野菜、長野県産コシヒカリの米粉100パーセントで作った シフォンケーキ(写真:右) ・ パン ・ ドーナッツ・・・ etc.
北信州の 「食の幸」 の豊かさを改めて知りました。
実行委員長の大口さん、農業改良普及センターの井本さんをはじめ、中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村のみなさん、有意義な時をありがとうございました。
はつらつと前向きな農業関係の女性とのふれあいで元気倍増、私も楽しく農業を学ばせていただきました。
感謝
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