昨夜、岐阜市は激しい雷雨に見舞われました。
スマホアプリの雨雲データマップには、局地的豪雨を示す線状降水帯の図。
雷鳴と地響きに驚きつつ、、、
この光を「稲妻」と呼ぶのはなぜ?
ふと、疑問が浮かびました。
『広辞苑』には・・・
稲妻とは、稲の夫(つま)の意。
稲の結実の時期に多いところから、これによって稲が実るとされた。
・・・との記述。
つまり、稲の結実期に起きることが多い雷の電光。
古くは、これにより稲が実ると考えられていたようです。
国文学科出身の私。
そういえば、万葉集では「夫」も「妻」も、読みは「つま」と思い出しました。
かつて、夫婦や恋人は、互いを「つま」と呼んでいました。
ですが、現代では「つま」とは「妻」のみを指します。
本来は稲夫であった表記が、いつのまにか稲妻に変わったことを悟った夜でした。