枕草子風に・・・冬は夜

外気に触れたくて、夕闇迫る銀座へ出ました。

当社のアンテナショップが入居する東京交通会館から徒歩 1分。このあたりが、仕事場に一番近い銀座です。

師走の銀座は、イルミネーションの煌めきに包まれています。

この煌めきを目にした瞬間、「冬は夜がいい！」と誰かに伝えたくなりました。

「春はあけぼの」で始まる枕草子には、「冬はつとめて（早朝）」がいいとあります。

しかし、もしも枕草子の現代バージョンを私が綴るとすれば、断然「冬は夜」です。

煌めくイルミネーションは、まるでホタルの群舞のよう。

冬は大気が澄んでおり、他の季節では実現できない透明感ある輝きです。

枕草子の夏の行には、「ホタルがたくさん飛び交う様子もいい」とあります。

ホタルが稀な存在になってしまった現代では、通りのイルミネーションが代替品でしょうか。

忘年会やクリスマスイヴの祝い、大晦日の歳明けカウントダウンのイベントも皆、冬の夜の風物詩。

今や、「冬は夜」ですよ。