今夜は屋形船を借り切り、社員と鵜飼見物で涼をとりました。
夕陽が遠くの山の端に落ちるタイミングで、長良橋横の乗船場から屋形船に乗り込みます。
鮎の塩焼き付き松花堂弁当とビールをいただき、花火をしながら、鵜舟が上流から下りてくる時を待ちます。
あたりが闇に包まれ、宴が盛り上がった頃、鵜舟の舟団は現れます。
篝火の揺れる炎が川面に映り込み、背後の金華山頂上にはライトアップされた岐阜城が浮かび上がる。それは幻想的な光景です。
岐阜市で生まれ育った私は、数えきれないほど鵜飼を見てきましたが、それでも夏になると見たい気分になります。
長良川鵜飼をする鵜匠の正式な職名は 【宮内庁式部職鵜匠】 つまり宮内庁職員です。毎年5月11日~10月15日までの期間中、中秋の名月と増水時を除いて毎夜行われます。
松尾芭蕉は、長良川鵜飼を見物(1688年)して、こんな俳句を残しています。
『 おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな 』
風流な鵜飼は、夏の夕涼みにお奨めです。
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