「食料・農林漁業・環境フォーラム」の第91回学習会に参加しました。
「WTO農業交渉の主な論点」が今回のテーマ。
巨大な朱色のオブジェの向こう側が、会場の大手町JAビルです。
昨年来「食の安全」が大きな問題になるとともに、国内農産物に対する期待はますます高まっています。
しかし現状の食料自給率(カロリーベース)は40%ほど。政府は10年後に50%を目標に掲げています。
しかし、それでも半分は輸入食料に頼るということ。
今後、世界的に食料不足が深刻化すると言われています。現に自国の食料確保のため、米や小麦を輸出禁止にしはじめた国々があります。
ともすると食料自給率向上ばかりに目を向け、輸入食品を避けようとしがちですが、諸外国からの輸入食料の安定確保も重要課題であることに変わりはないわけで、、。
昨年7月のWTOドーハ・ラウンドでは、交渉が決裂。それでも、2009年はWTOの年内合意をすることが決まっています。
日本の国内農業を守る観点から見れば、WTO農業交渉は厳しい問題が山積です。
食料自給率アップのため国内農業を振興することと、WTOに合意して輸入食料を確保することはダブルスタンダード。
う~ん、むずかしい問題です。
私にできること・・・お米の消費拡大と地産地消、国内農産物への理解と消費をお願いすることかな?
これからも続けていきます。
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