スタッフと故宮博物院を見学しました。
故宮博物院は、ルーヴル、メトロポリタン、エルミタージュとともに世界4大博物館の一つに数えられています。
地下鉄の最寄り駅から、タクシーで地下一階の車寄せに到着。
一階のエントランスに向かうべくエスカレーターを見上げると、吹き抜けの天窓に「書」が浮かび上がっています。
お~ 、懐かしや!
学生時代、臨書で稽古した懐素(唐)の 「自叙帖」 です。
青空を背に、躍動感あふれる草書の伸びやかなこと。
十五年近く前にも来ましたが、当時、このエントランスはなく、新鮮な気分です。
故宮博物院は、三年前に全館リニューアルが完成し、展示分類や見学動線が大きく変わったとのこと。
三階から二階一階と時代を追いながら、明るく広い空間でゆったり展示品を観賞することができるようになりました。
特に三階は、故宮を代表する工芸品 「翠玉白菜」 「肉形石」 があり、もっとも賑わっています。
今回、「書」 や 「文字」 に関心のある私が残念に感じたことは、甲骨から始まり竹簡・木簡の時代を経てつづく、文字の変遷をたどる展示品の多くが見られなくなっていたこと。
展示品は定期的に替わるそうなので、また訪れてみたいです。
一方、同行スタッフのN君が興味を示したのは、特別展。
特別展のタイトルは、赤壁。
映画 「レッドクリフ」 で、一躍注目された三国志 「赤壁の戦い」 です。
巧妙な戦術により 「寡を以って衆を破る」 を実現した戦いの成功例。
彼は学生時代、三国志の漫画全60巻を一ヶ月で読み切り、登場人物に かなり詳しいらしい、、。
私も、三国志を改めて読んでみたくなりました。
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