願わくは 花のもとにて 春死なん
その如月の 望月のころ 【西行】
これは、十代の頃から変わらず 好きな歌。
死は、多くの場合 恐怖をもって語られるものですが、なんと穏やかで美しく理想的な死の形なのでしょう。
アラフィーになった今は、憧憬の念も増します。
朝刊のコラムで、今夜の月が、まさに 如月(きさらぎ)の望月(もちづき) と知りました。
つまり今日は、陰暦の 2月15日で【 西行忌 】です。
今夜は、よく晴れた空に、丸い大きな月が出ています。
西行は、桜と満月を愛でながら、春風につつまれ息を引き取ったんですね~。
西行が亡くなった、800年前に想いを馳せています。
イメージ写真は、夕暮時の 淡墨桜 (樹齢1500年以上のエドヒガンザクラ)です。
【撮影日2009年4月7日午後6時20分】
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