秋田県横手市の平鹿地区から、雑穀の産地報告です。
猛暑日が続いた今年の夏。
秋田なら避暑ができる?と思った私が甘かった・・・
本日、秋田も猛暑日です。
案内してくださったのは、秋田ふるさと雑穀村の佐藤さん。
まずは、アマランサスの畑から。
赤い穂も黄色い穂も、ともに30センチを超える大きな穂。
アマランサスの原産地は、南米アンデスの山岳地帯。
ケシ粒のような小さな実には、鉄分、カルシウム、亜鉛などが、豊富に含まれています。
赤と黄色、穂の色は違いますが、収穫後のアマランサスに色や味の違いはありません。
美しいアマランサスの穂は、観賞用としても楽しまれています。
次は、タカキビ畑。
高きびは、最も草丈が高くなる雑穀で、身長175センチの佐藤さんの頭上をはるかに越え、3メートル近くまで伸びています。
別名は、モロコシ、ソルガム、コーリャン。
高きびには、挽き肉のような弾力とコクがあり、この食感を利用して、ハンバーグや麻婆豆腐などの料理にも使えます。
アワやキビの生育も、バッチリ順調!
次の写真は、ヒエ畑です。
ヒエは、日本に稲が伝わる以前から、アワと共に常食されてきました。
さっぱりした味で、マグネシウムやリン、亜鉛など豊富な微量栄養素をバランス良く含み、食物繊維は白米の 8倍以上あります。
ヒエ畑のお向かいは、あきたこまちの田んぼ。
近づいて目をこらすと、それはイナゴ。
農薬を多用する田畑では、イナゴは生きてゆけません
安全な作物を育てようとする、農家の心意気をイナゴに見た思いがします。
雑穀畑の視察が完了し、平鹿地区の中心に戻ると、お祭り 「きてたんシェひらかまつり」 が、にぎやかに開かれていました。
秋田ふるさと雑穀村のテントでは、雑穀生産者のみなさんが、有楽町のショップ から運んだ機械で、雑穀ポンせんべいを作り、無料配布をしています。
このポンせんべいの原材料は、お米も雑穀も地元産。
素朴な味わいの雑穀ポンせんべいは、大人にも子どもにも人気があり、急遽 「つめ放題100円」で、販売もはじめました。
雑穀の生育状況を見届け、秋田のみなさんとも交流ができ、有意義な旅となりました。
尚、本日の雑穀が店頭に並ぶのは、11月からの予定です。今しばらく、お待ちくださいませ。
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