お招きいただき、滋賀県大津市で講演をしました。
滋賀県食品産業協議会が主催する「地域食品のブランド育成・販売促進のための研修会」という会でした。
ここで、ライスアイランドのマーケティングやＮＰＯ法人アグリツーリズム協会の取り組みについて、お話させていただきました。
会員の方々は、私より年長の経営者が多いと事前情報があり、背筋が伸びる思いで伺いましたが、温かく迎えていただき緊張感はほぐれました。
講演後、ある会員さんから、近江商人の経営精神のエッセンスである「三方よし」思想について話を聞きました。
売り手よし・買い手よし・世間よしは、まさに日本版ＣＳＲの源流。
ＣＳＲ（Corporate Social Responsibility）という言葉を耳にするようになったのは、ここ数年のこと。
一方、近江商人は昔から「三方よし」の実現につとめてきたとのこと。
今回、一番勉強させてもらったのは・・・実は私でした。
週末の土曜と日曜、品川区大井町キュリアンで開催された東京ＭＧ （マネージメントゲーム） に参加しました。
前夜の段階では、大型台風の影響が心配。
しかし、土曜の朝は用意した雨傘が日傘に代わる上天気。
気分よくＭＧに臨めたおかげか、最優秀経営者賞をいただきました。
ＭＧで表彰されたのは、なんと10年ぶり。同卓だったメンバーに感謝です。
写真の男性が、ＭＧ開発者の西順一郎先生です。
師事するようになって、はや18年。それでも、学びは尽きません。
ＭＧは、経営と経理を学びたい人に、お奨めの研修です。
西先生の著書 『人事屋が書いた経理の本』 は、初版から30年近くを経た今も増刷されているロングセラー本。
知る人ぞ知る、名著を紹介します。
鳥取県岩美町から、18名の視察団が来訪。マイクロバスで、遠路お越しいただき感謝です。
今回の視察は、ＡＦＣフォーラム6月号 に掲載された、ライスアイランドの記事が「縁」を結んでくれました。
視察団の皆さんは、農家をはじめとして営農指導員・農協職員・産業観光課職員の方々。
岩美町の農業関係者の皆さんと農産物の流通に携わるライスアイランドが交流することは、新鮮な試みでした。
農業は、全国的に後継者不足に陥っており、担い手の育成は急務課題です。農業がより魅力ある産業と育てば、農業従事者の増加につながるでしょう。
ライスアイランドの取り組みが、日本の農業振興の一助となるよう、これからも活動したいと思います。
役場の方によれば、岩美町はズワイガニの水揚げ日本一、温泉もあり海もキレイ！ とのこと。
皆さんの名刺には、美しい 浦富海岸（山陰海岸国立公園） の写真が載っています。
いつか、岩美町を訪ねてみたいです。
梅雨の晴れ間の午後、日本福祉大学の教壇に立つ機会をいただきました。
愛知県知多半島の美浜町にあるキャンパスは、海から近く、学舎として環境に恵まれた場所でした。
今回は、張淑梅教授の講義「サービスマネジメント」のゲスト講師として、メインテーマに「食と農と環境」を選びました。
ライスアイランドのビジネスモデル、活動をはじめたばかりの ＮＰＯ法人アグリツーリズム協会のこと。私がめざす社会企業家について。
ビジネスを通して見えてきた、食料自給率とその問題点。
食料輸入にともない、輸送段階で排出されるＣＯ２の指標であるフードマイレージ。
そのフードマイレージの数値は、日本が先進国のなかで、もっとも環境に負荷をかけていると示していること等々。
それらの問題への提言。そして、ひとり一人が行動を起こせば変革につながること、生活の中ですぐに始められる対策を提案してみました。
嬉しかったのは、受講生の感想レポートの内容。
食料問題や環境問題に対して問題意識が高かったこと。今回の講義をきっかけとして、できることから行動を起こしたいという人が数多くいたこと。
私自身たくさんの気づきを得られました。
今回の講義で一番勉強になったのは、きっと私です。
招いてくださった張淑梅教授、熱心に講義を聞いてくれた学生のみなさんに感謝です。
大学評価機関として世界的な権威であるAACSB International認証の大学院で特別講師をする機会をいただきました。
【Marketing Analysis】というタイトルの講義で、受講生はビジネススクール（ＭＢＡコース）の大学院生。場所は東京駅前の丸の内キャンパス。私が書いたケース【ライスアイランド2006】が教材として採用され、講義では熱い議論が繰り広げられました。
このＭＢＡプログラムには、かつて私も在籍していました。したがって、ケース・スタディやグループワークでの学びには慣れているはず・・・ですが、ライスアイランドが題材となれば話は別。大きな関心と興味、そして緊張感を持って臨みました。
受講生は、優秀でしかも社会経験豊富な大学院生。現状分析はもちろん、ユニークな戦略オプションの数々が提案され、勉強になったのは受講生よりもきっと私です。もちろん、今後の経営に反映させていただきます。先生をはじめ受講してくださった皆さんに、感謝！
新入社員５人が、四国で４日間お遍路さんにチャレンジしました。
様々な出会いがあり、経験があり、それぞれの心に残る研修だったようです。
元陸上短距離選手の新入社員Ｍさんは、こう感想を述べてくれました。「歩くことは走ることより簡単だと思っていたけれど、大変でした。身体は疲れたけど、心は行く前よりもっと元気になれました。」
遍路道で出会う人に、新入社員研修であることを話すと、「いい会社だね。」 皆さん、褒めてくださったそうです。励ましてくださった皆さん、お接待をしてくださった四国の皆さん、ありがとうございました。
経営の仕組みは複雑なものと思っていた私に、ＭＧは、分かりやすく経営の仕組みを示してくれました。まさに「目からウロコ」の出会いから１７年。いまだに、新たな学びが毎回あります。開発者は私の敬愛する西順一郎先生です。
ところで、ＭＧとは？ ＭＧは、会社をミニチュア化し、一人で社長としての意思決定・採用・設備投資・製造・販売をし、最後にマトリックス会計を、電卓を使い決算します。ゲームを通じて「経営とは何か」「仕事とは何か」「経理とは何か」を学ぶ、トータルな経営研修・経営教育です。
今回は、４月入社予定の５人の新人も加わり、明るく真剣に学び合いができました。参加のみなさん、長時間お疲れさまでした。
