岐阜県可児市の公共施設「わくわく体験館」で、「食」について、お話をしました。
【 あなたの身体は あなたの食べたものでできています 】が、そのタイトル。
糖質や塩分の摂り方から、最近話題の腸活まで。
二時間の枠をいただいたおかげで、体調の変化を受け入れ、心地よく過ごせる落としどころを「食」で探す方法もお伝えできました。
会場の皆さんが、もっとも驚いた表情をなさったのが「塩」の話。
「1日5.0グラム」が世界基準とされるなか、日本の成人1日あたりの食塩平均摂取量は、【男性で11.3グラム、女性で9.6グラム】と発表されています。
塩分量過多は、高血圧、心臓病やガン・脳卒中の原因と言われています。
塩分摂取量が多いとされる日本の場合、厚生労働省では、18歳以上の男性は1日当たり8.0グラム未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0グラム未満という目標量を定めています。(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」より)
さらに、高血圧予防のためには、1日6.0グラム未満という制限を勧めています。
インスタント食品の塩分含有量は、皆さんの想定以上に多く、加工食品の活用方法も考えました。
インスタント食品は、時間も手間もかからず便利ですから、つい使いたくなります。
ただ、塩分が多いことを認識していれば、量を控えたり、スープを残したり、その後の食事で調整することもできます。
食べてはいけない! と、こだわり過ぎれば、現代社会に馴染むことが難しくなりますから、まずは知ることが大切だと思います。