この15日から、ロシアの穀物一時輸出禁止措置が始まりました。
その理由は猛暑と少雨による干ばつ被害。
小麦・大麦・ライ麦・トウモロコシ等が、輸出禁止の穀物です。
ロシアだけでなく世界的に異常気象が見られ、小麦先物相場は2年ぶりの高値。
小麦取引の国際指標となる先物価格(シカゴ商品取引所)は、直近2ヶ月で2倍近い上昇が見られました。
日本の場合、政府が小麦の輸入価格を管理しており、半年ごとの平均価格を反映した売り渡し価格が、年2回改定されます。
7月までの国際価格が低水準だったこともあり、国内価格が乱高下することはないと思われます。
また、日本の輸入小麦は、米国・カナダ・オーストラリア産のため直接の影響はありません。
ただ、ロシアから小麦を輸入していた国々は、産地をシフトせざるを得ないでしょう。
ちなみに、日本の小麦自給率は11% (平成21年度概算) です。
やはり、国際価格から目が離せませんね。
おっしゃるとおりだと思います。
日本の風土に合った食スタイルを知ること。消費者が国内産の農作物を買い支える意識を持つこと。そして、政府の戦略的農業施策。
自給率アップには、日本人の総意が必要でしょうね。
投稿情報: tara | 2010年8 月29日 (日曜日) 午後 02時13分
この数字、びっくりですね。
日本人はそろそろ、食について真剣に考えなきゃダメだと思います。
地産地消の前に、まずは国内の自給率を上げないと・・・。
「フードマイレージ」がかかる食品。
地球のためにいいことって、きっと人が楽することではないんでしょうね。
投稿情報: KMRto | 2010年8 月25日 (水曜日) 午後 08時54分